タイ王国

在タイ日本大使館からの学長への礼状
在タイ日本大使館からの学長への礼状

タイ王国の概要

タイ王国-ゆるやかな思考・社会・暮らし-
タイ国政府観光庁(Tourism Authority of Thailand)による「タイ王国」の実体的説明です。
[http://www.thailandtravel.or.jp/theme/schooltrip.html]
thai_book.pdf
PDFファイル 7.5 MB

東南アジアに位置する立憲君主制国家である。東にカンボジア、西にミャンマーとアンダマン海、南にタイランド湾とマレーシア、北にラオスがある。国土は、インドシナ半島の中央部とマレー半島の北部に位置する。首都はバンコクである。タイ王国は、タイ語で「ราชอาณาจักรไทย[ラート(王)・チャ・アーナーチャック(領土)・タイ]」で、通称は、「เมืองไทย[ムアン・タイ]」である。英語による公式表記は、「The Kingdom of Thailand」とされ、日本語表記は、「タイ王国」であるが、「タイ国」「タイ」「タイランド」と呼称される場合も多く見られる。漢字では、「泰国」と表記されることもある。タイ王国の基礎は、13世紀のスコータイ王朝期に築かれ、その後、アユタヤ王朝(1418世紀)、トンブリー王朝(17621782年)、現在のチャックリー王朝(1782年-)と続いている。国家体制である立憲君主制は、1932年の「立憲革命」を始点とする。

タイの国土面積は、514,000平方キロメートルで、日本の約1.4倍に相当する。タイの人口は、6,338万人(2008年末現在)で、民族構成は、タイ族(85%)、中国(華僑)系(10%)、モン・クメール系、マレー系、ラオス系、インド系、山岳少数民族となっている。宗教は、仏教(南方上座部仏教)が94%、イスラム教が4%、キリスト教(0.6%)である。

気候(ケッペンの気候区分)は、モンスーン気候に属する熱帯性気候である。気象は、地域(北部・中部・東北部・南部)によって異なるが、首都バンコクの季節で見ると、6月-10月の雨季(グリーン・シーズン)・11月-2月の乾季・3月-5月の暑季の三つに区分され、最も暑い時期とされる(タイの夏に相当)、4月の平均気温が約35℃になる一方で、最も涼しい(寒い)時期(タイの冬)となる12月の平均気温が17℃となるが、年間の平均気温は、約29℃である。

東南アジアにおける政治・経済・社会を基軸とするタイ国の中心的役割や国際的地位に照らして、日本・タイの二国間関係においては、600年以上にわたる歴史的友好関係を築いている。1887926日の「日タイ修好宣言」に始まる近代史では、120年以上の緊密的関係にある。政治(外交・防衛)・経済(貿易・投資・サービス)・観光・文化(教育・学術・スポーツ・芸術)・技術等の様々な分野と部門を通じての交流が行われている。また、皇室交流も行われている。事実、タイ国に在住する日本人は、47,251名(2010年・在留邦人数調査統計[在タイ日本大使館])で、長期滞在国で見ると、世界第4位を占め、留学生・研究者(含家族)数は、2,285名となっている。他方、日本人のタイへの旅行者数は、1,277,638名で、第5位を占めている(2007年・日本旅行協会)。タイに進出している日系企業数は、1,315社(201011月現在・盤谷日本人商工会議所)で、アジア地域における海外進出では、第2位の規模となっている。文部科学大臣が認定する日本人学校の生徒数は、2,591名(20104月現在)で、世界第2位を占めている。日本語教育では、タイ人日本語学習者数は、78,802名で、世界第7位にある(2009年海外日本語教育機関調査・速報値[国際交流基金])。

また、外務省の「ASEANの対日世論調査(2002年調査)」に回答したタイ人の約9割(89%)がタイ日関係を「友好的」として捉えているなど、タイ人の親日度の高さを示している。

以上に見られるように、タイ王国の国際性と日タイ間の友好関係を反映する如く、アジア最大規模と言われるスワンナプーム国際空港(2006928日開港)は、東南アジアのハブ空港として、世界各国からの航空路線が集まり、乗り入れ・中継地点となる重要な機能を果たしている。日タイ間の便は、東京(成田・羽田)・大阪(関西)・名古屋(中部)・福岡等の主要都市からはタイ国際航空(TG)が運航している。日本航空(JL)は成田・関西から、全日空(NH)は成田から、ノースウェスト航空(NW)は成田から、それぞれ、定期便を運航している。 飛行所要時間は、約6時間で、時差は、マイナス2時間である。

 

●ウィキペディア・フリー百科事典(Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A4%E7%8E%8B%E5%9B%BD

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%82%AF

●タイ国政府観光庁

 http://www.thailandtravel.or.jp/

●外務省

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/index.html

●日本貿易振興機構(ジェトロ)

 http://www.jetro.go.jp/indexj.html

●在タイ日本大使館

 http://www.th.emb-japan.go.jp/index.htm

●国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)

 http://www.jpf.go.jp/j/japanese/survey/result/index.html

●日本旅行協会

 http://www.jata-net.or.jp/data/stats/2010/05.html

●タイの教育

 http://souken.shingakunet.com/college_m/2010_RCM164_56.pdf

国際都市としての「首都バンコク」

 タイ王国の首都である「バンコク(BangkokBKK)」の国際性を考察する。都市の国際性を計量した各種統計資料を引用しつつ、世界都市(World City)であるバンコクの「国際都市」としての世界的位置付けを概観したい。バンコク都の人口(2011年)は、8,250,000825万)人で、面積2,202キロ平方メートル、人口密度3,600キロ平方メートルで、世界第31位となっている(DemographiaWorld Urban Areas & Population Projections)。

 国際都市を特徴づける要素として、政治・経済・文化の各面での中枢機能の集積性と国際的観点からの影響力や重要性が極めて高いこととされる。政治的要素には、国際会議の主催・開催件数や大使館・領事館の所在数、経済的要素には、世界的大企業の進出や国際金融市場の発展度が挙げられる。文化的要素には、高等教育機関の水準の高さ等を含む人的側面と観光地(含文化・娯楽・スポーツ施設)・文化(芸術・芸能・スポーツ等)の評価の高さを等を含む文化的側面の2つが指摘できる。以下、統計資料から見た、バンコクの国際性について記述する。

 

 1.「グローバリゼーションと世界都市の研究グループおよびネットワーク GaWCGlobalization and World Cities Study Group and Network)」によれば、バンコクは、「第1級世界都市(カテゴリー4)」に属する(『The World According to GaWC 2008』)。   

 2.アメリカの外交専門誌であるフォーリンポリシー・コンサルティング会社A.T.カーニーの「世界都市指数(The Global Cities Index 2010)」の発表によれば、対象都市65の中で、バンコクは、第36位を占めた。都市指数は、「ビジネス活動」「人的資本」「情報交換」「文化的経験」「政治的関与」の5分野を総合点で評価した順位である。

 3.日本の財団法人・森記念財団・都市戦略研究所の「都市総合力ランキング(Global Power City Index 2010)」によると、バンコクは、世界主要35都市の内、第31位を占めた。評価方法は、「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6分野に、各分野の主体者である「経営者」「研究者」「アーティスト」「観光客」「生活者」の5つの視点を加味することで、都市の総合力を評価するというものである。

 4.イギリス不動産会社のナイトフランクとアメリカのシティグループ・シティプライベートバンクの「世界都市指数(The Knight Frank Global Cities Index)」の発表によれば、世界主要40都市の中で、バンコクは、上位20番目に位置した(2011)。評価の対象は、「ビジネス活動」「政治力」「生活の質」「知識・影響」の4部門として、各部門を総合評価する順位付けである。

 

 都市の国際度や国際性を計量するに際しては、多種・多角的視点に基づく指標が使われている。各種の統計調査で用いられている各指標を集約して言えば、都市の国際性は、「政治」「経済」「文化」「社会」の世界における「中心力」の高度水準にあると思われる。「中心力」は、古典力学に喩えて言えば、タイの首都バンコクと世界各国との結線的距離によって定まる「規模」及び「影響力」の「質量的サイズ」となろう。

 

〈引用・参考ウェブサイト〉

ウィキペディア フリー百科事典

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%83%BD%E5%B8%82#.E4.B8.96.E7.95.8C.E9.83.BD.E5.B8.82.E6.8C.87.E6.95.B0

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%83%BD%E5%B8%82%E7%9A%84%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%AE%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E9%A0%86%E4%BD%8D#cite_note-0

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%99%E6%B8%AF#.E5.85.AC.E7.94.A8.E8.AA.9E

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